盆燈籠”盆灯籠 広島市”名前の書き方や処分や初盆の色[秘密のケンミンショー]華やか飾り

8月 2, 2023

お盆の季節、旧広島市内のお寺のお墓には六角形の金・赤・青などカラフルな提灯の様な灯ろう「盆燈籠(ぼんとうろう、ぼんどうろう・盆灯篭)」で埋め尽くされ、コンビニでもその「盆燈籠」が販売されている!?

秘密のケンミンSHOW極(ケンミンショー)!(2021年8月12日放送)では、全国秘密のお盆が一挙紹介されます。

広島超華やか飾り、茨城まさかのあんこ使い、他にも山形・青森などビックリお盆カルチャーも公開!?

この投稿では
・盆燈籠!驚きケンミンお盆カルチャー広島超華やか飾りとは?
・いつからの風習?
・盆燈籠の初盆は白とは限らない?
・盆燈籠の名前の書き方
・盆燈籠の処分方法
を紹介します。

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盆燈籠!驚きケンミンお盆カルチャー広島超華やか飾りとは?

盆の入りの8月13日前の、8月1日から8月10日の間に、広島市のお盆のお寺には、六角形の赤、青、黄、緑、紫、オレンジ色あるいは金色など6色のカラフルなボンボリ「盆燈籠(ぼんとうろう)」がお墓の周辺に立てられはじめ、お盆の13日~16日の間にピークを迎えます。

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朝顔のようにも見える事から「朝顔燈籠」と呼ばれる場合もあるそうです。

竹の棒先を六つに割り、広げた部分に色紙を貼って作られた燈籠です。

墓の周囲を彩る盆灯篭は江戸時代、太田川流域から広島城下を中心とした旧広島市内の習慣として広まりましたが、現在は宗派を超えた広島独特の風習となっています。

この盆燈籠(ぼんとうろう、ぼんどうろう)は、親族は勿論、故人と縁ある墓参りを行う人により立てられます。

広島の風習と言っても広島県全体ではなく、広島県西部・・・大体、呉市(大竹市)あたりから西の風習です。

広島県には親戚が多く居て子供の頃からよく夏休みに連れて行ってもらったのですが、父親方の親戚が多い東の福山市や尾道市では見たことが有りません。

母親方の呉市ではよく見かけました。

実際、アニメ映画「この世界の片隅に」は呉市が舞台なのですが、お盆で「盆燈籠」を持参し、お墓参りに行くシーンが描かれています。

確か親戚のお墓には盆燈籠を立やすい様に筒が埋め込まれていました。

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6色の理由

色は仏教徒を示し仏旗にも使われる六金色(ろっこんじき)に由来していると云われています。

いつからの風習?

この風習は江戸時代に始まったと考えられています。

広島市の商業の中心地であり城下町の紙屋町から広がったという説です。

紙屋町は、その名の通り紙商人で栄えた町です。

紙屋町は中央区にあり、中央区は浄土真宗本願寺派のお寺が多く存在します。

広島には仏教の宗派は、浄土真宗派が多く、“安芸門徒”と呼ばれているそうです。

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ある紙商人が娘を亡くした父親が、亡くなった娘のために石灯籠を立ててやりたいと思いました。

浄土真宗には「光をお供えする」という概念がり、夜に墓地を明るく照らし浄土にいらっしゃる仏様に思いをはせるそうです、

その為、古くから広島の墓前に石灯籠が置かれたり、灯籠がつるされたりしていたそうです。

しかしその紙商人は、お金がない為、竹をそいで紙を貼り、灯籠として供えたことが始まり・・・と、浄土真宗本願寺派安芸教区教務所発行の「仏事あれこれ小百科」に記載されているとの事です。

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夕凪にお墓参り

現在は見かけない光景ですが、嘗てはロウソクの光をお供えするため、墓参りは夕凪(ゆうなぎ)の後の涼しい風が吹き始め夕暮れ時から夜に浴衣を着て墓参りする習慣があったそうです。

この様に、昭和40年代まではロウソクを入れて火を灯していましたが、今では線香の火が盆灯籠に移る火災騒ぎまでもが問題になってしまった為、防災の観点から火は灯さないようになっており、盆灯籠を禁止しているお寺もあるそうです。

どこで買える?

お盆のシーズンになると、ホームセンターなど日常品を販売するお店やスーパー、コンビニでも販売されています。

値段は大きさにより500円台から1000円くらいです。

盆灯籠 初盆

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白の盆灯籠が「初盆」で、それ以降がカラフルな盆灯籠との説も有りますが、「この世界の片隅に」でも描かれている様に戦前、戦争中は白のみの盆灯籠を飾るのが多く、白の燈籠が初盆のみに用いられるようになるのは戦後になってからだそうです。

※「この世界の片隅に」は当時の風俗や町並みについて事細かく検証しているので間違いないでしょう。

盆灯籠 名前の書き方

盆灯ろうは、そのお墓に親族がそれぞれ持ち寄り立てるため、1基の墓の周囲に何本も立てられるのが一般的です。

親族は勿論、故人に縁がある方も盆灯籠を持参し訪れるので名刺代わりにもなっているとか・・・

その為、誰が立てたか?が分かる様に、燈籠の1面に「上○○」と寄進者の名を記入します。

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名前を書く場所は雨を溜まるのを避けるために儲けられた窓のように開くところの反対側の“供”の文字があり、そこに記載します。

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盆灯籠の処分

一般的に盆提灯は、お盆が明ける17日以降で片付けはじめ、月末までに片付け終わります。

盆の時期が過ぎるとお寺が撤去し処分してくれる場合がありますが、処分に手間がかかるので盆灯籠を禁止しているお寺もあるそうです。

お寺で処分してもらえない場合、持ち帰って処分となりますね。

盆灯籠の処分は燃えるゴミの分類ですが、自治体により違いがあるかもしれません。

江田島市を例にとると、市の広報にはこう記載されています。

江田島市・盆灯籠の処理について
江田島市・盆灯籠の処理について

・盆灯籠は、燃える粗大ごみの収集日に出してください。

・燃えるごみとして出す場合には、切断して指定袋に入れて出すか、30センチ以内に切断して、縛って出してください。

と告知されています。

ですので、ご自分でお住みの自治体にどの日にどんな風にしてゴミとして出すか?を確認したほうが良さそうですね!

廃棄する場合、お寺で処分に困ったり、環境の問題もあるのでするので、塔婆(200円前後)を立てるお墓も少なくないそうです。

お寺によっては「南無阿弥陀仏」と書かれていると、まさか仏の名前が書かれた塔婆を燃やすわけにはいかない、と躊躇するお寺もあるので、「倶会一処」と書かれている塔婆を購入される事をお薦めします。

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Posted by morimori