ブラタモリ 伊豆大島のアンコ椿で訪れた場所・ロケ地#164のまとめ!再放送未定なので見逃し動画配信がオススメ
NHK「ブラタモリ」(#164 伊豆大島編)では、「伊豆大島〜なぜ伊豆大島といえば“アンコ椿”!?〜」と題し、都はるみの「アンコ椿は恋の花」でも歌われた“アンコ”と“椿”という伊豆大島の2大名物が島の人の暮らしをどう支えているのか?をタモリさんと新人アシスタント浅野里香アナウンサーが島中をブラブラ歩いて解き明かしました。
実は伊豆大島には「アンコ椿」という椿は存在しない事を知り、何故「アンコ椿」という詩が生まれたか?という謎を解き明かしました。
今回の気になる地層は「凝灰角礫岩」と「スコリア」でハマンカーと呼ばれる井戸や貯水小屋に貯まる雨水に関係していた事が明かされます。
この投稿では#164 伊豆大島編の内容と辿ったロケ地となった場所をまとめています。
#164 伊豆大島編を見逃した方や再放送日まで待てない方、もう一度見たい方には見逃し動画配信をオススメします!
#164 伊豆大島編の放送内容
今回のロケ地は・・・
・波浮港の火口壁の痕跡で道が丸く曲がっている事から元火口湖だった事を実感
・元町の「ハマンカー=浜の川」で雑用水の井戸だった事を知る
・山腹にある谷に飲水用の貯水小屋を発見
・97歳の元アンコさんから50年前までは頭に水桶を乗せ狭い山道を通り20リットルものお水を運んでいた事を知る
・精油工場で椿油の精製を見学
・大島には椿がたくさん植えられているのは防風林に向いている事を知る
という発見をし、「なぜ伊豆大島といえば“アンコ椿”!?」という謎を解き明かしました。
「伊豆大島〜なぜ伊豆大島といえば“アンコ椿”!?〜」
東京都で一番大きな火山島です。
波浮港(波浮港見晴台)
オープニングは波浮港(波浮港見晴台)から始まりました。
伊豆大島ジオガイドの西谷香奈さんが今回のガイド役です。
オススメは「べっこう丼」だそうですよ♪
燃えたぎる情熱の【石焼べっこう丼】いかがですか!#伊豆大島#べっこう #丼 pic.twitter.com/vI91tYom9p
— 大島町議会議員 清水光一 (@GodzillaCurry86) March 18, 2019
タモリさん、浅井アナは、あんこ(お姉さん)の恋の歌、はるみさんの「アンコ椿は恋の花」の歌の舞台・波浮港を訪れました。
この港で、地形・火口壁の痕跡を、探しました。
波浮港は、嘗て火山の火口湖だったそうです。
「波浮の港」は承和5年(838年)、マグマ水蒸気爆発により出来た爆裂火口(噴火口)に雨水が溜まり、「波浮の池」と呼ばれていたそうです。
その後、元禄16年(1703年)の小田原地震で発生した元禄大地震・津波の影響で、「波浮の池」が決壊して海と繋がったそうです。
そして寛政12年(1800年)、房州の秋廣平六氏による開拓事業で、南北430m、東西280m、深さ中心部で約17mの風待ちの港、「波浮港」として生まれかわたそうです。
※火砕丘とは、阿蘇山の阿蘇山米塚の様に火山活動で噴出した火山砕屑物が火口の周囲に積もり、丘を形成したを火口地形です。
■動画:岬の爆裂火口Explosion Crater
この周辺を通る船が悪天候のときに、この港で一時退避する為、停泊する風待ち港としても重宝したそうです。
アンコ椿とは?
波浮港見晴台の一角に「アンコ椿は恋の花」の歌碑が立てたれています。
今回のお題に「アンコ椿」とあります。
しかし伊豆大島には「アンコ椿」という椿は無いそうですよ!?
アンコ(あんこ)さんとは?
アンコ(あんこ)さんとは、大島の言葉で目上の女性に対する敬称で、お姉さんが、姉っこ→姉こ→あんこ・・・と訛ったものだそうですよ。
では、何故「アンコ椿」という歌詞が生まれたのでしょうか?
その秘密を探しに伊豆大島のぶら歩きがはじまりました。
ハマンカー
次に訪れたのは元町の「ハマンカー=浜の川」と称された昔の水汲み場の井戸でした。
地図の真ん中の四角い石碑の様な場所がハマンカーがあった場所です!
その後ろの看板を拡大したのがこの画像です。
#伊豆大島 ▼またもや帰省25▼1965年1月、元町の大火で我が家は類焼。行動の早い祖父は、早速海岸の土地を借り、仮店舗で観光休憩所を営業。家族もそこに暮らした。その隣に「ハマンカー=浜の川」と称された昔の水汲み場の井戸があった。 pic.twitter.com/wcOEyaLzzk
— 竹本 葵太夫 (@aoidayu) March 10, 2014
#伊豆大島 ▼帰省1708-30▼昼食後、かつて縁のあった地域を散歩してみた。元町大火で焼け出された後に仮設店舗があった場所は往時「ハマンカー=浜の川」という数少ない共同井戸があった隣(白い囲いの部分)。目の前は海なので台風の時は怖かった。 pic.twitter.com/qxIcBskEiU
— 竹本 葵太夫 (@aoidayu) August 17, 2017
産業総合研究所・火山地質学主任研究員の川邊禎久(かわなべよしひさ)さんの説明によると・・・
この辺りの地層は、火山の噴火で吹きあげられたマグマが語った小石「スコリア」です。
穴が沢山あいていおり、隙間だらけなので水を通しやすい性質で保水性がないのだそうです!
その為、地表に水が留まりにくいので伊豆大島には川が無いと考えられているそうです。
その為、井戸で水を確保する必要性があったそうです。
井戸のある場所の地層では、海水が下に、真水が上にある構造になっているそうです。
「スコリア」の地層の伊豆大島では水(雨水)は地表から地層に染み込みます。
すると雨水が染み込み真水が地層の上の部分に溜まります。
一方海水は塩分が溶けているので重く比重が大きい為、地層の下にたまります。
この地層をうまく活かして作られたのがハマンカーで、海に近すぎると海水がすぐに出てきて、逆に山の方に作ると深く井戸を掘らないと真水が出てこないので、その事を絶妙に計算した場所に設置されているそうですよ♪
凄い知恵があったのですね!
しかし、真水を取りすぎると塩水が浮いてくるそうです。
その為、雑用水として使用されていたそうです。
山の中の貯水小屋
飲水に出来る真水は山の中の、谷が削れた側面から湧き出る水が貯まる貯水小屋でアンコさん達は飲水などの生活水として汲んでいたそうです。
その貯水小屋を覗くと、礫の周りには火山灰がびっしりとついた凝灰角礫岩(ぎょうかいかくれきがん)で出来ていました。
※礫(礫)=小石
スコリアの地層により水が浸透する境に、この凝灰角礫岩の層がある為、雨水が地層に浸透せずに堰き止められて貯まる為、この場所に貯水小屋が立てられたそうです。
この貯水小屋には、水道が通る50年前まで、あんこさんが水を汲みに来ていたそうです。
ここからは、アンコさん姿の44年前まで島の観光バスガイドだった山下由美子さんがアンコさん姿で案内しました。
そして、島で最もお年寄りの元アンコさんの坂上モンさん(97歳)から貴重なアンコさんの話を聞きことになりました。
水を運ぶ際、両手が自由になり狭い道を通りやすく重さを感じない頭の上に桶を載せて歩いたそうです。
この時、8分目まで(約20リットル)水をいれて椿の枝を浮かべると水が漏れないそうです。
更に真水だけでなく、塩水も貴重な塩の代用として汲んでいたそうです。
くさや液も、塩水を継ぎ足した結果塩水が発酵して生まれたものだそですよ!
なぜ大島には椿がたくさん?
大島には約300万本の椿・ヤブツバキ山茶花(サザンカ)が自生しているそうですね!
道脇には、いくつものツバキの花が春先に咲いています。
それは、大島の気候が穏やかである事と、火山灰を含む水はけの良い土壌がある環境が、ツバキの生育に適しているそうです。
そんな椿の樹は、海風に強い為、防風林としても重宝されているそうなのです。
防風林として重宝された理由は、大島では、風速10メートルの風が吹く日が年間100日以上あるそうです。
そこで、葉っぱがつやつやで厚い、椿は、
・塩があたっても葉が傷好かない。
・火山灰が降っても取り除きやすい。
と言う理由で防風林として重宝したそうです。
椿油
大島の椿は、椿油を採取する会社が数件有ります。
椿は自生の他に種子から油をつくるために栽培されてきた経緯もあるそうですね。
中でも1927年の創業の大島椿の創業者・岡田春一氏は、伊豆大島で椿油を産業として成り立たせ、島を発展させようとこの会社を興たそうです。
特産品の椿油を商品化し、販売することで島に寄与しようと考えていたそうです。
戦後の混乱期には、椿油と伊豆大島の素晴らしさを広めるために、島のアンコさんたちを連れて全国各地を巡り大島の椿油を広めたそうですね!
高田製油所
次にタモリさん、浅野アナ御一行は、椿油を製造する高田製油所を訪ねました。
「
【住所】東京都大島町元町1-21-1
【TEL】04992(2)1125
対応してくれたのは有限会社高田製油所の4代目高田義土さんでした。
高田さんによると、椿は糖質が多いので甘い香りがするそうです。
食べても美味しいそうです。
現在は椿でシャンプーを作りますが、昔は絞りカスを手ぬぐいに巻いて絞ると油が出てきて、それで髪を洗ったそうですね。
椿はサポニン(シャボンの語源)を多く含み髪を洗うとツヤツヤに仕上がるそうです。
何故伊豆大島といえば“アンコ椿”!?
昭和8年に描かれた「大島風俗」の図には
アンコが椿を絞っている姿や椿の実を摘む姿が描かていました。
水に乏しい過酷な火山島の暮らしを支えたのが働き者でたくましい女性がアンコさんだったのですね。
そして、防風林として、或いは油として島の生活を支えた椿・・・
島の逆境が生んだ2つの宝、アンコと椿、どちらも島の環境が結んだ切っても切り離せない存在だったのですね~。
なぜ伊豆大島といえば“アンコ椿”!?と言う謎の回答は
「アンコ」と「椿」は切り離せない当然の帰結だったという事だったのですね!
それからタモリさんが新アシスタント浅野里香アナに対して優しく地質について解説する時、タモリさんの顔を覗き込む様に真剣に聴く姿が最近お気に入りです(笑)
ブラタモリの6代目アシスタント浅野里香アナウンサーについては以下にまとめています。
タモリさんも驚愕していましたが、浅野アナの様に平成生まれだど「アンコ椿は恋の花の歌」は馴染みがないんですね・・・
では、最後に見逃した方に見逃し動画配信の紹介です。
#164 伊豆大島編を見逃した方や再放送日まで待てない方、もう一度見たい方には見逃し動画配信をオススメします!
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